【イベントレポート】自分の可能性に火をつける90分 〜脳傾向性診断テストで脳の傾向と強みの活かし方を知る〜
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2026年5月7日 作成

「なぜかあの人と話が合わない」
「一生懸命頑張っているのに、どこか満たされない」
日々、仕事や人間関係の中でそんな違和感を抱くことはありませんか?
2026年3月25日、コミュニティメンバーであり可能性アカデミーの運営をされている英里さんに講師をしていただき、「脳の使い方」から自分自身の強みや感情のコントロール方法を紐解くオンラインセミナーを開催しました。
使用したのは、明治大学の嶋田総太郎教授、神奈川大学の杉山崇教授、東邦大学の増尾好則先生、そして神経科クリニック院長の金三雄院長ら、認知脳科学や精神医学の専門家が学術監修・顧問を務める「脳傾向性診断テスト(Brain Analyzer)」です 。
2020年の日本産業ストレス学会でも診断の妥当性が発表されるなど、エビデンスに基づき開発されたこのテストを通じて、講師の英里さん、参加者のゆきさん・ゆかさんと共に「無意識の可視化」について学び自分自身を振り返る様子をレポートいたします!📝
【目次】
1. 脳の使い方は「可視化」できる
2. 「全体を見る脳」と「部分を見る脳」
3. 感情を乗りこなす「動物脳」と「人間脳」
4. 「やりたいこと」と「適性」の狭間で
5. 終わりに:あなたの可能性に蓋をしない
1. 脳の使い方は「可視化」できる
セミナーの冒頭、講師の英里さんから語られたのは「脳の使い方の傾向を知ることで、自分自身のマネジメントや対人関係のストレス軽減に役立つ」という事実です 。
今回使用された診断テストは、80問の質問に答えることで、脳のどの部位を優位に使っているかを数値化するものです。(本格的な物より少し簡易版ということでした)
単なる性格診断ではなく、科学的なアプローチに基づいた「無意識の可視化」といえます 。診断の核となるのは、脳を4つの特性に分類する指標です 。
特性(名称) | 性質/特徴 |
WP優位脳 メンタライジング・ネットワーク | 「経営者の脳」「全体俯瞰」 組織のリーダーや社長に多く、目的や効率を重視し、全体を俯瞰してまとめるのが得意。 |
FD優位脳 セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク | 「研究者の脳」「詳細探求」 特定の分野を深く掘り下げ、原理原則や詳細な部分を探求する。 |
AO優位脳 報酬系ネットワーク | 「インフルエンサーの脳」「社交的」 自分が感じたものを全体に広げ、影響を与えることを好む。考えるより行動するタイプ。 |
CE優位脳 感情系ネットワーク | 「個別対応の脳」「貢献・忠誠心」 1対1のコミュニケーションを得意とし、目の前の相手に寄り添うカウンセラー的な性質を持つ。 |
これらの数値の合計が100%になるよう構成されており、24%以上の数値がある領域が、その人の「優位に使用している脳」と定義されます 。
よく言われる、右脳派・左脳派、男性脳・女性脳といったような脳の傾向は、本当は存在しないということが明らかになっており、思考のクセは脳のどの部位を優位に使っているかによって傾向が変わるのだそう。
さらにこの傾向は意識することで変えられるそうです!!(朗報!笑)
2. 「全体を見る脳」と「部分を見る脳」
セッションでは、ゆかさんとゆきさんの具体的な診断結果をもとに、それぞれの特性が解説されました。
興味深いのは、脳の使い方によって「世界の見え方」が全く異なる点です。
英里さんは「例えば、WP(全体俯瞰)とFD(詳細探求)が同じ会議にいると会話のズレが起きやすい」と指摘します 。グラフを見たとき、WPの人は「だいたい65%くらいだな」と大枠で捉えますが、FDの人は「いや、正確には63%なのか65%なのか」と細部が気になって仕方がない、と言ったようなイメージです。
参加者のゆかさんは、自身のFD(研究者脳)数値が高いことに深く納得した様子でした 。
「油絵が趣味なのですが、先生から『細かいところまでこだわるよね』とよく言われます。納得いくまで何度も塗り直してしまうのは、脳の特性だったんですね」
一方、ゆきさんはCE(個別対応)の数値が突出していました 。
「保険の仕事をしているのですが、新商品が出たときも『あの人が好きそうだな』『お母さんに飲ませてあげたい』と、特定の誰かの顔を思い浮かべてしまいます。」
英里さんは「これは好き嫌いではなく、脳の傾向性(得意不得意)」であると説きます 。相手の脳の特性を理解すれば、「なぜあの人はあんな言い方をするのか」というストレスも、「あの人はWP優位だから効率を重視しているんだな」と客観的に捉え、人間関係を楽にすることができるのです 。
3. 感情を乗りこなす「動物脳」と「人間脳」
セミナーの中盤、話題は「感情のコントロール」へと移りました。診断では、以下の2つのスコアのバランスを見ます 。
エモーションアクティブスコア(動物脳/扁桃体) 「戦うか逃げるか」という衝動的な感情を扱う 。
エモーションコントロールスコア(人間脳/前頭前野) 感情を制御し、高い目標へ向かう理性の力を扱う 。
人間脳の数値が1の動物脳より20%以上高い状態が、精神的に安定している目安です 。
動物脳が高い人は、ポジティブに働けば「情熱的」ですが、ネガティブに働くと「自分なんてダメだ」と強く落ち込むなど、感情の起伏が激しくなりやすい傾向にあります 。
ここで、ゆきさんから
「100点じゃないと自分を認められないんです。少しできても『たまたまだ』と思ってしまう。0点か100点か極端になってしまうんです。」
という、自分への厳しさゆえの悩みが打ち明けられました 。
これに対し英里さんは、
「5本の指を漫然と眺めるのではなく、1本の指(目標)だけを強く見つめると、周りの指(雑音や小さな失敗)はぼやけて気にならなくなります 。」
「『自分は絶対やるんだ』という高い目標(1本の指)を持つことは、周囲のネガティブな要素に振り回されない自分を作ることに繋がるのです。」
と言われました。
白黒思考になってしまうのは、1つの高い目標が見つかっていないからかもしれませんね。
4. 「やりたいこと」と「適性」の狭間で
今回のセミナーで最も印象的だったのは、ゆかさんが吐露した「理想と現実のギャップ」でした 。
ゆかさんの診断結果は、極めて論理的でビジネスに向いている左脳優位な数値 。しかし本人は、
「適正がある感覚はありますが、実はビジネスやお金儲けの話って好きじゃないんです。自分が興味のある発達障害や精神疾患などのマイノリティの特性について学者のように専門分野を突き詰めたり、趣味の絵を極めたり、本当はもっと好きなことを探求していきたいと思っています。」
という本音を抱えていました 。
また、講師の英里さんは「脳の傾向は意識一つで変えられる」と話されています。
「脳には『ラス(RAS)』というフィルター機能があり、自分の現在地を知った上で『本当はどうなりたいか』を強く意識し、環境を変えていくことで、半年や1年単位で診断数値は劇的に変化していくんですよ。」
5. 終わりに:あなたの可能性に蓋をしない
90分のセミナーの締めくくりに、英里さんは「失敗」という言葉の捉え方について語りました 。
「研究の世界では、思った通りにいかなかったことも『この方法ではうまくいかないと分かった』という成果になります。人生も同じ。過去は変えられませんが、その経験から何を学ぶかは今から選べるのです」
自分の脳のクセを知り、現在地を認めること。 その上で「本当はどう生きたいか」という本音に従って、脳の使い方を選択していくことがとても大切になります。
自分の可能性に蓋をせず、今からなりたい自分に変わって行きましょう!
\ 編集後記 /
今回のレポートを作成する中で、最も心に響いたのは「失敗という言葉はこの世になくていい」という英里さんの言葉です。
ゆきさんのように自分を厳しく律してしまう方も、ゆかさんのように才能と本音の間で揺れる方も、脳の仕組みを知ることで「自分を責める」のではなく「脳を乗りこなす」という視点に立てるのではないでしょうか。
「自分はこういう人間だから」という決めつけを捨て、脳の配線を未来に向けて書き換えていく。その第一歩は、自分の「本音」に素直になることから始まるのだと感じました。
脳傾向性診断テスト(個別)を受けたい方は、講師の英里さんまでご連絡ください!
本イベントは、働く女性向けのコミュニティ「そるこみゅ」にて開催いたしました!今後のイベント参加や、女性同士の繋がりを作りたい方、キャリアの悩みを相談したい方など場所・年齢問わず募集中です!ぜひお気軽にご参加ください✨


