
DE&Iの推進は誰が担うべきでしょうか?
経営者のトップダウン?人事部の主導?それともCSR推進室?
どれも間違いではありますが、完全な答えとは言えません。
DE&Iを推進するには、経営アジェンダとして設定し、全社的な取り組みとして進める必要があります。文化変革は一朝一夕には成し遂げられず、時には痛みを伴うものです(Kotter, J. P. (1996). Leading Change. Harvard Business Review Press)。組織カルチャーは従業員一人ひとりが関与するものですが、全員に一斉に新しいことを課すのは逆効果になりかねません。
本記事では、DE&Iを推進する際にどの部署や役職のメンバーが関わるべきかを解説します。組織のDE&Iの進捗度、企業規模、業界、設立年数によって適切な進め方は異なります。実際の推進にあたっては、どのようなメンバーを巻き込むべきか、対話を重ねながら進めていきましょう。
ソルビスでは「社内の説得方法がわからない」「どのメンバーを巻き込めばよいかわからない」といったお悩みに対応するサービスを提供しています。個別の組織課題に寄り添いながら支援いたしますので、お気軽にご相談ください。
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【目次】
DE&I推進のためのチームづくり
DE&Iドリームチームの特徴
義務ではなく自発的なチームがベスト
最も始めに集めるべきメンバーは”経営陣”
まとめ
DE&I推進のためのチームづくり
DE&Iを組織のDNAにするには、担当者一人では実現が困難です。
迅速な意思決定と効果的な施策推進のために、チームを結成し、組織的に取り組む必要があります。なぜなら、DE&I推進には多様なタスクと予算が必要になるためです。
社内への丁寧なコミュニケーションは不可欠であり、最終的には全社員がDE&Iの考えを自然に受け入れ、行動に移せるレベルを目指します。そのためには、経営企画、営業、製造、管理部門など各分野の代表者、年齢層も若手からベテラン層まで、多角的な視点を取り入れることが必要です。そういった点を踏まえ、最低限、以下のメンバーが「DE&I推進委員会」として参画することが望ましいでしょう。
DE&I推進委員会に必要なメンバー